★★★1食400kcalバランス栄養食!
メタボリックシンドロームと高脂血症
高脂血症というのは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる状態のことです。
体内に取り込んだ脂質の代謝が追いつかないと、体内に残った脂肪が血液中に増えすぎて高脂血症になります。
血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質がとけこんでいますが、多過ぎて問題になるのはコレステロールと中性脂肪です。メタボリックシンドロームの診断基準には、このふたつの基準数値が決められています。
中性脂肪値については 150mg/dL以上→→中性脂肪が多すぎる
HDLコレステロール値については 40mg/dL未満→→善玉コレステロールが少ない
これと他の3つの要素との組み合わせで、メタボリックシンドロームと診断されます。
高脂血症の人は、高脂血症と潜在患者も入れると、2,200万人(平成12年厚生労働省調査)もいて、とくに男性30代から、女性は50代からほぼ2人に1人は高脂血症の状態にあると考えられているのに、高血圧や糖尿病に比べると怖い病気であるという認識が薄いという実態があります。
中性脂肪の多い人は、血液がドロドロした状態。これは、中性脂肪の燃えカスである、レムナントという物質が増え、血小板が凝縮して起きます。血液ドロドロの状態を放置していると、動脈硬化を起こす危険性があり、大変危険です。
自分が高脂血症になりやすいかどうか、チェックしてみましょう。
□家族に高脂血症や動脈硬化の人がいる。
□高血圧気味である。
□糖尿病、あるいは血糖値が高めだといわれた。
□肥満傾向である。
□お酒をよく飲む。
□肉や脂っこい食べ物が好き。
□甘いもの、乳脂肪製品(生クリームや洋菓子)、果物が好き。
□普段あまり歩かない。
□痛風がある。
□女性で、閉経している。
チェック項目の多かった方は要注意です!
すぐに生活習慣を見直してみてください。