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メタボリックシンドロームと高血圧

メタボリックシンドロームの診断基準のひとつに「高血圧」があり、最大(収縮期)血圧が130mmHg以上、最小(拡張期)血圧が85mmHg以上をその基準値としています。

血圧とは、簡単に言うと心臓が血液を全身に送り出すときの圧力のことで、この圧力が基準値以上の状態が続く状態を高血圧といいます。

高血圧には、あまり明確な自覚症状がありませんが、血圧が高くなると血管の壁に大きな負担がかかり、動脈硬化の危険性が増し、心臓病などの合併症を起こしやすくなります。そのため、メタボリックシンドロームでは、ちょっと高めの血圧でも危険とみなしています。

自覚症状が出たときには、すでに生死に関わる病気が進行している事もある高血圧は、サイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれていますので、自覚症状がないからといって、安心はできません。

血圧が上がる原因としては、塩分の取りすぎ、ストレス、喫煙などがあげられますが、年齢とともに高くなる傾向もあります。加齢に伴って血管の壁が少しずつ硬くなり、そこへ血液が流れと壁にかかる圧力が増し、高血圧になるのです。そして内臓脂肪が増えてくると、さらに血圧が上昇します。

日本の高血圧患者は約3000万人もいるといわれ、「国民病」のひとつにもなっていますが、食生活の影響は大きいものがあります。食事に気を配ることで、内臓脂肪を抑え高血圧を防ぐことができます。


糖の代謝を助けてくれるホルモンを「インスリン」といいますが、内臓脂肪はこのインスリンの働きを鈍らせ、血圧を上昇させてしまうのです。

内臓脂肪は、このほかにも血管を収縮させる悪玉物質を分泌してさらに血圧を上昇させるので、動脈硬化の危険性がさらに高まります。

内臓脂肪を減らすには、普段から塩分を控えめにするとともに、適度な運動を続けることが必要です。


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