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オリーヴオイルの特性 味と香り

他の植物油は、種からとります。そしてほとんどのものは、純粋に油の成分だけを取り出すために精製して作ります。
オリーヴオイルはそれらの油と違い、唯一果実から作られる油で、搾って水分と分離するだけのシンプルな手法です。

オリーヴオイルの主な産地としては、イタリア、スペイン、ギリシャ、チュニジア、トルコ、シリアなどがあります。国によって気候や土壌、栽培されているオリーヴの品種の違いがあり、オリーヴオイルの色や風味も違います。

オリーヴオイルの風味は、木の種類、土の種 類、気候、気温、畑の場所、収穫時期、摘み方、搾り方によって異なり、フルーティ(オリーヴ果実の香り)、グリーン(草や葉のような青々しい香り)、ビタ ー(苦み)などというように表現されます。

イタリアは南北に細長いことと、地方によって多くのオリーヴ品種があるため、同じイタリア産といってもオリーヴオイルの風味は様々です。

【イタリアのオリーヴオイル 地域による特徴】
大きく分けると南で摂れたものは色はゴールド。甘みがあってまろやかな味です。
中部のものは緑がかった色、フレッシュ感がありピリッとした辛味があります。
北部のものは色合いが淡く、味は軽い感じです。

*プーリア州、カラーブリア州、シチリア島
 イタリア全土の年間生産量のほぼ半量が生産されている最大の産地です。
 南の地域なので、十分な日照があり、熟しきった実を使います。辛味はなく、デリケートな香りとまろやかな味です。色は淡い黄緑から濃いゴールドまで。

*ウンブリア州
 イタリアの中部に位置します。心地よい味わいと、かすかにピリッとした辛味で重厚感があります。色は濃い緑色です。

*トスカーナ州
 この地域は湿気があり、実が熟し切ってからでは虫がつきやすいため、完全に熟す少し前に実を収穫します。そのためオイルにも実そのものの風味が残ります。少し若いフレッシュな香りと、ピリッと刺すような味わい、かすかな苦味のといった強い味わいが特徴。色は美しいエメラルドグリーンです。
 
*リグーリア州、湖水地方 
 北の方なので、栽培時の日照時間は短めです。色は淡い黄緑、軽くデリケートな香りでボディも軽めですが、味はしっかりしています。


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