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メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドローム(metabolic syndrome、代謝症候群)とは、内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態のことをいいます。生活習慣病につながるリスクが重なって存在する状態。つまり内臓脂肪型肥満によって生活習慣病へ進行する一歩手前の状態のことを、メタボリックシンドロームと呼んでいるのです。
診断基準はWHO、アメリカ合衆国、日本ではそれぞれ違っていますので、注意が必要です。
メタボリックシンドロームの診断基準
これまでは日本人にあったメタボリックシンドロームの診断基準がなく、海外で定められた診断基準を参考に診断を行ってきましたが、2005年4月に日本独自の「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」が発表されました。
メタボリックシンドロームを構成する因子の中でも、内臓脂肪の蓄積が重要な役割をもっていることを明確にした定義で、この点が従来用いられてきた診断基準とまったく異なるところです。
内臓脂肪を必須項目としたこの診断基準は、徐々に世界的に広がってきています。
内臓脂肪型の肥満になる原因
内臓脂肪が増える原因の第一は「食べすぎ」です。
食べたものは、消化・吸収される過程で、エネルギーに変わり、いらなくなった老廃物は排泄物となって身体の外へ捨てられるという仕組みになっています。
このとき必要以上に食べていると、使われなかった余分なエネルギーは「脂肪」という形で体内に蓄積されていきます。
アディポネクチンとは
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白のこと。(アディポは”脂肪”、ネクチンは”ペタペタくっつく”という意味です)
脂肪細胞から分泌される生理活性物質を総称して「アディポサイトカイン」といい、動脈硬化を予防する「善玉アディポサイトカイン」と、動脈硬化を促進させる「悪玉アディポサイトカイン(PAI-1やTNF-αなど)」があります。
この「善玉アディポサイトカイン」のことをアディポネクチンというのです。
メタボリックシンドローム診断基準の見直しを検討
メタボリックシンドローム診断基準のひとつである腹囲が、日本では男性85cm以上、女性90cm以上となていますが、この男性の基準が諸外国の基準に比べて厳しすぎるのではないかとういう異論がでてきました。
男性の腹囲85cmは平均的な数字であって、このままでは来年度から始まる、メタボリック症候群の人を見つける「特定健康・保険指導」で、健康な人まで異常と判断されるという指摘もあって、日本肥満学会などが今後委員会を開き、基準の見直しの必要があるかどうかを検討するとしています。
(2007.10.14付けニュースより)